ニュースや映画など、英語を数時間聞き流してリスニング力を鍛えるという学習方法があります。

TOEIC等のリスニングテキストとは異なる生の英語なので、知らないスラングや英語の訛り、専門用語、言い間違いなど、より現実的な英語に耳を慣らすことにとても効果的と言われています。

英語リスニング力を上げるためには英語を聞く頻度を増やし、耳を英語に慣らすことが必要不可欠です。

聞き流しで生の英語を流すことは、数時間英語の環境に入り浸る状態になるので、継続することで耳を慣らすことができ、リスニング力向上に繋がります。


しかし、英語の聞き流しヒアリングは、英会話の中級者、上級者には効果があるが、初心者には全く効果がないと言われています。

それは何故なのでしょうか。

 

英語の聞き流しが初心者に効果がない理由


初心者に聞き流しの効果がない理由として、まず音を言語として認識していないことが挙げられます。

英語や他の言語を聞いたとき、「何この呪文みたいなもの。」「何か言っていると思うけど、ただの音にしか聞こえない。」と思ったことはありませんか?

耳で言葉として聞こえない場合は、脳でも言葉として認識できていないのです。

そんな状態では、せっかく聞いた英語も、ただの雑音として聞き流すだけで終わってしまいます。

そのため、リスニング練習のために英語を聞き流す習慣をつくったとしても、ほとんど意味がないと言えるでしょう。

初心者の段階では比較的話すスピードがゆっくりで、スラングや難しい専門用語、訛りのない綺麗な英語の文章を聞くことから始めるべきでしょう。

リスニング初心者の方のために、別の記事でリスニングの効果的な勉強法を紹介しています。是非参考にしてみて下さい。→URL

この記事のリスニングの練習方法は、TOEICテストでリスニングが満点とれるくらいのレベルを目指せますし、満点をとった後も効果的な練習方法になります。

初心者に大事なことは、ニュースや映画などの生の英語を言葉として脳が認識するまで、リスニング教材などを使って勉強することなのです。

 

英語の聞き流しは

中級者や上級者には効果がある


聞き流しは初心者には効果がないと説明しましたが、ヒアリングに関して言うと、TOEICのリスニング問題が9割5分以上とれる中級者や上級者には、聞き流しの効果があります。

TOEICのリスニング問題をある程度解くことができているのであれば、英語を聞くというベースはすでに完成しているはずです。

そのベースができていることによって、さらに難しいニュースや映画の英語を理解できるようになります。

 

1000時間理論を活用して、リスニングを完成しよう。

そんな中、1000時間理論という、分野に問わず1000時間勉強や練習に費やすことで、ある程度のレベルに達することができるという理論があります。

この理論は、特別な才能や資質など関係なしに、得意、上手と言えるレベルに達することができるというのが1000時間であるという理論なので、

余分なモチベーションを持つ必要なく、ある程度のレベルに達する指標として練習1000時間達成を目標にできるというメリットがあります。

この理論は英語ヒアリングにも用いることができます。

ヒアリングにも1000時間理論というものがあり、1000時間英語を聞き続けるとかなりすごい域に到達できると言われています。

しかし、映画やニュースなどを全く理解できない初心者は効果がないので、中級者や上級者のみということになります。

私の経験にはなりますが、大学受験の段階で、まだ英語学習初心者の時に英語のニュースをずっと聴き続けた事があります。あの時聴き続けた時間もちょうど1000時間ほどでした。

しかし、そんな1000時間のヒアリングも虚しく、全くリスニング力に効果はなかったのです。当時、ニュースを聴いていた時は、英語を聞いているというよりもただ音を聞いている感覚に近いものがありました。

なので、脳が英語の音を言葉として認識していなかったのです。

現在ではTOEICのリスニングもほぼ満点を取れたので、1000時間理論を実践しています。

 


リスニング満点でもニュース英語や映画は難しい

TOEICのリスニングが満点と聞くと、もう向かうところ敵なしなのでは?と思うかもしれません。

しかし実際は、いくら満点を取れたとしてもニュースや映画の英語は難しく感じます。

TOEICのリスニングが満点なので、リスニング力の基礎はできたと判断し、満点を取ってからは改めて1000時間のヒアリングを実践しています。

現在は忙しく出来ない日も多いですが、大体1日30分から1時間はヒアリングの時間をつくっています。

基本聴くものは映画やニュースなどをメインにしています。大分ペースはゆっくりですが、現在で始めてから3年ほど経過しています。

リスニング満点当時、これでもう大丈夫と私も思った時期がありましたが、実際ニュースは5、6割、映画は4、5割程度の理解しかできませんでした。

そこからヒアリングを毎日細々と続ける日々を始めて3年、現在ではニュースを8,9割程聞き取れるようにまでなりました。

映画は依然として4~6割、7割ほどです。これは映画の内容によって異なります。専門用語が多い英語や、訛りの強い英語はやはり聞きにくいと感じます。

 



ヒアリングマラソンとは

実際に1000時間ヒアリングを行うといっても時間計算や、1000時間分のニュースや映画を探すとなると大変ですよね。そこでオススメなのが、ヒアリング専門の教材を活用するということです。

アルクから出ているヒアリングマラソンというヒアリング教材は、1000時間理論を応用した教材です。

このヒアリング教材の英語レベルは中級から上級となっており、毎月教材を送られるので継続的にヒアリングを続けることができます。

映画やニュースなどのバラエティー豊かな教材が揃っているので、様々な場面の英語に対応できるようにつくられているのが特徴です。

コースは12か月と6か月とありますが、12か月のコースは1000時間ヒアリングを行うように構成されており、6か月はその半分になります。1000時間理論を実践してみたい人にはオススメの教材と言えるでしょう。

さらに、この教材は様々な国籍の人が英語を話すので、ネイティブの英語だけでなくノンネイティブの英語も聞くことができます。

また、言い間違いや言いよどみなどリアルな音声なので、実際に英語を使う環境で活かすことができるでしょう。

また、毎月TOEIC形式のテストを行いリスニング力チェックが行われるので、自分の学習進捗もチェックすることができます。

30年以上続いている教材なので信頼性もあるでしょう。興味があればチェックしてみてくださいね。

 

最後に

リスニングの練習には初心者と中級者、上級者では方法が異なります。

映画やニュースで英語漬けになることが効果的、という言葉に従って初心者のうちから映画やニュースなど高レベルな英語を使っても全く意味がありません。

初心者には初心者に合った方法でリスニング学習を行うことが大切です。

中級者上級者の人は、TOEICのリスニングをある程度クリアした後は1000時間ヒアリングを実践してみましょう。

TOEICを理解できたからと言っても映画やニュースはまだ難しく、英語力の限界を感じるかもしれません。

しかし、英語リスニングの基礎ができている時だからこそ、ひたすらヒアリングを続けることがより高いレベルの英語を理解するために必要なことなのです。

現在では1000時間で構成されている教材などもあるので是非活用してみましょう!