英語で外国人とコミュニケーションを取れるようになりたい!
そう思って始めた英語の勉強。
その勉強法、本当に話せるようになれますか?
必要なのは、臨機応変な英語力です。
身につけるための秘策をご紹介しましょう!
英語をサラリと話せるようになりたい!
道端で迷っていたり困っている外国人を戸惑いながら見ているときに思うでしょう。

こんな時、さらっと電車の乗り方や道案内ができたらかっこいいのにな。
または、バーやクラブで楽しそうに遊んでいる外国人に、気軽に話しかけて一緒に遊ぶことができたら、と思う人も多いでしょう。

外国人たちとスムーズにやり取りをする同じ日本人を見て「かっこいいなぁ。あんなふうになりたいなぁ。」と憧れる人も多いですね
英語を使って外国人とスムーズにやり取りをする光景は、誰しも一度は憧れを持ったことがあるのではないでしょうか。
「よし!英語を勉強して外国人と話せるようになろう!」と、思い立って勉強を始める人の中で、実は間違った勉強方法をしてしまう人は多いのです。
では、どのように間違った勉強方法をしているのでしょうか。
間違った勉強方法とは
その勉強法では英語は話せるようになりません
- シチュエーション別に会話を暗記する方法
- 文法と英単語を暗記する方法

この方法では、英語は話せるようにはなりませんよ
やってしまいがちな勉強方法
- シチュエーション別に会話を暗記する。
例えば「駅で出会ったときに行う会話」や「レストランにて初対面で挨拶をする時の会話」
このようなシチュエーションをテキストに沿って英会話教室の講師とやり取りする、といった方法です。
そのように勉強してしまうのも無理はありません。

実際に英会話学校でもシチュエーション別に英会話を学ばせる方法を推奨しているところが多いのが現状です。
実際に英会話学校でシチュエーション別の会話を覚えて練習をしている人もいるでしょう。
この勉強法では
- 文章を構築する能力が身につかない
- 文章を構築できないので、応用が効かない
- テキストと同じシチュエーションになったとしても、会話力が身についていないので、会話はできない!!
シチュエーション別の会話を暗記するだけでは、自分の頭で文章を構成するという能力が身につきません。
ましてや、完璧に同じシチュエーションにならなければ全く使い物になりません。
そして、例え同じシチュエーションになったとしても、元々の会話力がないので会話ができるわけがないのです。
例えて言うなら、覚えた定型文をひたすら使うロボットのような感じです。
定型文を暗記しても意味はない
日本語で考えてみてください。
例えば【駅で困っている人と、助けてあげる人のやり取り】
Aさん「なにか、お困りですか?」
Bさん「渋谷駅に行きたいのですけど、どうやっていったらよいのかわからないです。」
Aさん「それなら、山手線にのって、池袋で副都心線に乗り換えます。副都心線で渋谷方面にのれば一本です。」
Bさん「切符はどうやって買うのですか?」
Aさん「行きたい駅の料金分を買います。渋谷までなので180円ですね。もしよろしければ買いましょうか」
Bさん「ありがとう!おねがいします」

このような文面をテキストで見たことがある人は多いですよね
しかし、実際にこのように会話が進むシチュエーションはどのくらいの確率であるのでしょうか?
実際には、
Aさん「なにか、お困りですか?」
Bさん「渋谷駅に行きたいんだけどー。いやー東京は広いわね!」
Aさん「そうですよねー!ぼくも最初に東京きた時は迷いましたよ。」
Bさん「あらっ?どこ出身?」
Aさん「埼玉です!」
Bさん「あらっ!私も川越なのよー!」
Aさん「あ、そうなんですか!偶然ですねぇ!ところで、渋谷なら3番線の電車に乗って池袋でのりかえですね。切符は180円ですよ!」
Bさん「あらそうなのー?助かるわぁ。ところで…」(このまま続く)

教科書通りに行くはずがありません。
コミュニケーションの相手は人間ですし、決められた定型文だけがインプットされたロボットではありません。
しかも、実際の会話でも、ネイティブは困惑している時ほど饒舌になったりする傾向があります。

困っているからこそ、何かを伝えたくて話の本筋とは違う方向に行きやすい。
同じ日本人でも困っているときほど話が四方八方にいってしまう傾向はあるのではないでしょうか。
もし実際の英語だったら、想定外の質問しか来ないと思った方が良いでしょう。
その前に
「東京は広いね!まるで迷路みたいだよ。」
「ずっと君は東京に住んでいるの?」
「僕、アメリカから来たんだけど…。」
「ところで山手線ってどこだい?」
「明日はスカイツリーに行く予定なんだけど…。」
と立て続けに色々なことを聞かれたり、話をされたりする可能性の方が遥かにあります。
渋谷駅への行き方を暗記したところで、使うシチュエーションはほぼ0に近いと言っても過言ではありません。
渋谷駅で道案内を覚えてしまえば、別の場所の道を聞かれても応用して言葉を変えるということも難しいですよね。
そのため、ほかのシチュエーションや別の道案内で使える可能性もほぼ0です。
シチュエーション別の会話練習とは以上のようなことを繰り返し行っているだけに過ぎないのです。
シチュエーション別の会話練習をしている人は、実際に外国人と会話をするために練習をしているはずです。
実際に経験したことですが、
「Kawasaki!?」(駅のホームを指して)
「Yes!」終了。
という会話を外国人としたことがあります。
これでも一応「外国人と会話した」ことになりますよね。
しかし、この程度なら特に英語を学ぶ必要はありません。
ましてや、シチュエーション別に会話を丸暗記するという手間も必要ないのです。
しかし、実際はこのような会話をしたいのではなく、臨機応変に外国人と会話をしたいという人が大半のはずです。
必要なことは「話すための文法」を学ぶことです。
目指すのは臨機応変に会話に対応できる英語力
目指すべきは、臨機応変に会話ができる英語力です。
シチュエーション別に会話を丸暗記
- ほかのシチュエーションで応用ができず全く役に立たない
しかし、文法を身につけることは、英語の骨組みを身に付けることになります。
色々なシチュエーションでさまざまな文章を構成することができる
実際に文法を英会話で身につけるためには、口を使って練習することが必要不可欠です。

テキストでひたすら問題を解くだけでなく、実際に話すことで練習することが大切です。
「話すための文法」についてと、その学び方については別記事で紹介をしています。
是非参考にしてみてください。
最後に
いかがでしょうか。
シチュエーション別で会話を暗記する学習方法を推奨するテキストやブログ、英会話学校は多いのが現状です。

しかし、シチュエーション別で会話を覚えることは、実際に英語を使う場面ではほとんど役に立ちません。
「話すための英語」に必要なもの
- 会話を弾ませるために、臨機応変な文章構成力が必須
- 「話すための文法」を学習する必要がある
- さらに、英語を声に出して練習しなければ英語は身につかない
大事なのは、臨機応変に文章を構成する能力を養うことなのです。
臨機応変に文章を構成するようになる為には、「話すための文法」を学ぶことが欠かせません。
学校の試験問題の為ではなく、話す為に文法を学ぶことを意識するようにしましょう。
別記事でも話すための文法の学び方を紹介しています。
是非参考にしてみてください。
“外国人と会話したいけどどうすればいい? 外国人と話してみたい!” への2件のフィードバック